壮大な世界観に圧倒される!英国ドラマ「ダウントン・アビー」の魅力

今年、生涯何度も見続けるであろう、最高の作品に出会ってしまいました。

有名な英国ドラマ、「ダウントン・アビー」です。

 シーズン1はもう10年前の作品になるので、何を今さら、と思うかもしれませんが、この高揚感はハマった人にしかわかりません。

これを見てハマらない人はいない!と言い切れるほど、おすすめしたいドラマです。

実際の私は「ダウントン・アビー」のことになると狂ったように語りだしますが、

今回は努めて冷静にネタバレなしでこの作品の素晴らしさを書き綴りたいと思います。

 

 

 

  ダウントン・アビーとは

ドラマ「ダウントン・アビー(Downton Abbey)」は20世紀前半の英国貴族、クローリー家とその使用人たちの生活を描いた作品です。

舞台となるのはイギリス、ヨークシャーの架空の村、ダウントン村にある大邸宅"ダウントン・アビー"。

そこで繰り広げられる多くの貴族、使用人の人間模様をセンセーショナルに描いたことで世界的な大ヒットを巻き起こしました。

 

 ダウントン・アビーを見始めたきっかけ

そもそも、ここ1年くらい英国ドラマにハマってました。

特に刑事、探偵もののミステリーが好きで、片っ端から見てたんですけど、それ以外のジャンルはあまり興味がなくて、なかなか見る機会はありませんでした。

だけど、動画配信サイトのアプリを開くたびに、「ダウントン・アビー」がオススメ欄に出てくるもんだから、気になって気になって。

それでも、世界中で爆発的なヒットになっていたことを知らなかった私は、歴史ものってあんま得意じゃないしなーって理由で後回しにしてました。

 

ところが、今年の1月に映画化されたことを耳にして、そんなに人気なのかと軽い気持ちで再生ボタンを押したら、

 

あれ、もう全シーズン見終わった・・・

 

そりゃ、最初の1、2話くらいまでは登場人物やら時代背景やらを理解したり覚えたりするのが大変でしたけど、それすらも気にならないほどのクオリティの高さ。

シーズン1を見終わる頃には、

ダウントニアン(ダウントン・アビーのファン)

を自称するくらいには虜になっていました。

 

 ダウントン・アビーの魅力

まず、この作品は世界観、音楽、脚本などドラマを構成する全てのものが、丁寧に、大切に作られています。

何一つ妥協してないっていうか、それぞれのこだわりみたいなものが、見ていてひしひしと感じられるんですよね。

テーマ曲もその一つと言えます。

ピアノベースのテーマ曲は、主張しすぎず、絶妙なポジションでドラマを演出しています。

まだ物語が始まっていない段階であれだけ心を掴まれたのは、確実にあのオープニングのおかげだと言えるでしょう。

ダウントンロスになっている今、サントラを聴いてなんとか乗り越えています。

もう一周しようかな・・・

このように、音楽だけでなく、さまざまな"脇役"がこのドラマを支えています。

 

ディープな世界観に異世界を感じる

 貴族の生活に馴染みのない私たちが、何故ここまで「ダウントン・アビー」に没頭するのか。

それは

・リアルな世界観が表現されている
・貴族の生活に異世界を感じる

からです。

まず、ドラマを見始めてすぐに

「豪華・・・さすが貴族・・・」

と圧倒されます。

美術や衣装、調度品はもちろんのこと、実際にロケで使われたハイクレア城が、「ダウントン・アビー」の世界観を見事に作り上げているからです。

縁もゆかりもない私ですら、

いつの間にか20世紀初頭のイギリスにいるのではないかと錯覚してしまう

くらいです。

それもそのはず、衣装や家具の一部はアンティークのものが使われていました。

家具はまだわかるとして、衣装ですよ。

それっぽいものが作れそうな気もしなくはないのに、当時のものを使う徹底ぶり。

物語の舞台と同時期のものを使うことによって、より一層リアルに感じられたというわけなのです。

ちなみに、それらの衣装は繊細でなかなか洗えなかったため、常に臭いがきつかったという裏話があります。

映像ではわからない苦労の中、撮影されてたんですね。

 

このように、忠実に世界観を作り上げた「ダウントン・アビー」は視聴者にとって、現実から離れた異世界に感じられるものとなったのです。

いつの時代も他人の生活は気になるものです。

日本は特に貴族そのものに馴染みがないので、ただただ華やかなイメージしかないでしょう。

しかし、クローリー家の暮らしぶりを覗くことで、当時の貴族の生活を知ることができます。

そこが「ダウントン・アビー」沼に陥らせる要因の一つなのではないでしょうか。

現実を忘れて没頭できるので、多くのダウントニアンが生まれたのだと思います。

 

 秀逸すぎる脚本、貴族×使用人の群像劇

「ダウントン・アビー」の人気の要となるのは、秀逸すぎる脚本にあります。

脚本が濃いんです。濃厚。

ほんとに良くできてるなーって思います。

・ジャンルにとらわれないドラマ
・話数を少なくして見応えのあるストーリーに
・各々にスポットが当たる
・貴族、使用人それぞれの悩みや葛藤

上記の点が、この作品の特徴となっています。


「ダウントン・アビー」はジャンルにとらわれない作品です。

コスチュームドラマであり、お仕事ドラマ、人間ドラマ、そして上質なホームドラマである

と言えます。

まず、20世紀初頭の英国を描いているという点で、コスチュームドラマとジャンル分けされます。

日本でいう時代劇ですね。

また、「ダウントン・アビー」のような貴族と使用人の対比、階級格差みたいなものはコスチュームドラマではよく描かれるみたいです。

 

次に、使用人の立場から見ると、お仕事ドラマとしても楽しめます。

使用人の中でも執事、従者、侍女、メイドなどさまざまな階級があり、足の引っ張り合いが垣間見えるシーンもあります。

 

そして、そんな使用人同士の恋愛や友情、貴族の恋愛など人間ドラマとしても見応えがあります。

というより、もはやそこが見どころなのではないかと思います。

貴族には貴族の人間関係、使用人には使用人の人間関係があって、同時にバランスよく描くんですから、一瞬たりとも目が離せません。

無駄なエピソードがないんですよね。

華やかな上階での恋愛模様が描かれたと思ったら、下階で繰り広げられる愛憎劇。

もう階級とか関係ないです。

みんな幸せになりたくて必死にもがいて、模索して。

自分の未来を切り開こうとする姿は貴族も使用人も同じなのです。

 

最後に、「ダウントン・アビー」は上質なホームドラマであると言えます。

クローリー家の相続問題から物語は始まるのですが、伯爵はじめ、一家はあたふたと慌てます。

現実でもありますよね、遺産相続問題。

普通の家族となんら変わりません。

クローリー家は貴族でありながらも、普通の家庭でも見られる光景もあったりして、優雅で品のあるホームドラマとしても見ることができます。

また、住み込みで働く使用人たちとの絆も心温まるエピソードばかりでほっこりします。

 

このように、色々な要素を持つストーリーであるため、中毒性のある作品に仕上がっているのです。

英国ドラマにありがちな、

あえて話数を少なくして見応えのある作品にする、

これも「ダウントン・アビー」の面白さの秘訣です。

間延びしないので、飽きることなく楽しめます。  

主要キャストが10人以上いますが、きちんと一人一人のエピソードを大なり小なり描いています。

そのため、感情移入できるキャラクターが一人は出てくるはずです。

老若男女問わず、人々がハマるのは、年齢、性別などバラバラの登場人物たちにフォーカスを当てているからでしょう。

 

 注目すべき4人の登場人物

さて、そんな中でも特に注目すべき登場人物がいます。

言うなれば、私の推しメンです。

それだけです。

だけど、みんな人気キャラばかりなのでドラマ、映画ともに活躍します。

 

みんな大好きバイオレット様

この人なしでは「ダウントン・アビー」は語れません。

クローリー家の当主ロバートの母である、先代伯爵夫人のバイオレット様です。

演じるのは「ハリー・ポッター」のマクゴナガル先生でお馴染みのマギー・スミスです。

 

生粋の英国貴族でザ・貴族なおばあさまです。

バイオレット様の名言は数知れずありますが、時に厳しく、優しい愛のある発言でクローリー家の貴族としての威厳を保ちます。

ほんとにお茶目なおばあちゃんで、ウィットにとんだジョークの上手なこと。  

誰一人としてバイオレット様には歯が立たないのが面白いです。

全話にバイオレット様の名言があると言っても過言ではないくらい、数多くの為になるお言葉がありますが、現代に生きる私たちの心にも大きく響きます。

 

そして、クローリー家の長女メアリーの夫、マシューの母親であるイザベルとのバトル、友情も見どころです。

よく言い合いしてるけど、お互いを理解し合う2人は名コンビですね。

超〜かわいいんです。もはやハッピーセット。

ダウントニアンみんな大好きバイオレット様の名言に注目してドラマを見れば、より一層楽しめるでしょう。

 

ドSな伯爵令嬢、レディ・メアリー

クローリー家の長女メアリー。

 

一言で言うと・・・ひねくれてるワガママなお嬢様。

プライドが高くて、自己中なメアリーを初めは好きになれなかったです。

しかも、妹のイーディスに対して軽く引くくらい意地悪ですし。

三女のシビルちゃんにはそうでもないのに、イーディスと何があったのか、常にバチバチ。

仲良くして!

だけど、夫であるマシューや侍女のアンナ、執事のカーソンには自分の弱さや涙を見せることができます。

多分、彼らに見せてる顔こそがメアリーの素なんだろうと思います。

ほんとは弱くて臆病だけど、プライドの高さや恥じらいが邪魔して攻撃してしまうんですよね。

擁護するわけじゃないですけど、私も同じタイプなのでちょっとだけメアリーに同情しちゃうっていうか・・・

まあ、イーディスにはもうちょっと優しくしてあげーやと思いますけど。

意地悪するたびに、ひどすきる・・・って全視聴者が思いましたから。

 

そんなメアリーですが、イーディス以外には基本的に優しいです。

そして、男性にはモテモテです。

ツンデレだからなのか・・・?

マシューと結婚する前もツンツンツンでしたもんね。

でも二人が結ばれたあとのメアリーは雰囲気が変わりました。

穏やかで柔らかくなったんです。

女性として、一人の人間として成長していくメアリーに目が離せなくなります。

また、責任感が強く、後継者として奮闘する姿も必見です。

現代だったら女社長とかやってそう。

おいおい・・・と思うこともありますが、嫌いになれない人物です。

 

 クローリー家の中間管理職、トム・ブランソン

クローリー家の運転手から、三女シビルとの身分違いの恋を成就し、結婚という異例の経歴の持ち主。

演じるのは、「ボヘミアン・ラプソディ」のポール・プレンターを演じたアレン・リーチです。

 

先に「ボヘミアン・ラプソディ」を見てた私は、まさかあの悪役のポールだとは夢にも思いませんでした。

気付かないでしょ、トムが爽やかすぎて!! 

 

だんだん丸っこくなっていくトムでしたが、唯一下の階の人間から上の階の人間になった特殊な存在です。

そりゃもうクローリー家の天使、シビルちゃんと結婚したときは居心地悪すぎて、馴染めなくてめっちゃしんどそうでしたけど、シーズンを重ねるごとにトムは頼れる存在に。

ロバートパパもメアリー姉ちゃんもトムのことをものすごく信頼してます。

メアリーとイーディスの姉妹喧嘩も仲裁して、時にはメアリーに厳しく叱ったり、イーディスに優しく寄り添ったり、本当の兄妹みたいで微笑ましいんですよ。

というか、

メアリーを操縦できるのはトムしかいない!

そんな橋渡し的なポジションはまさに中間管理職そのもの。

アイルランド出身で、元々は政治に強い関心を持っており、要注意人物として扱われていたトムも、最後はクローリー家が自分の居場所であると思えるようになります。

トムは映画でもキーパーソンなので、是非注目してみてください。

 

愛すべき問題児、トーマス・バロー

男版メアリーとも言える、問題児のトーマス。

 

シーズン1からエンジン全開で姑息な悪巧みをする嫌われ者です。

第一印象は最悪で、

腹黒くて性格の悪いこのイケメンはなんなの?

と自己中で意地悪なトーマスをなかなか好きにはなれませんでした。

だけど、最終シーズンまで見て誰が一番愛おしいかって言ったら、断然トーマスなんですよ。

不器用なトーマスは下僕から這い上がろうとして失敗したり、騙されたり、でも諦めないその姿勢は人間臭くて、なんだか他人事じゃない気になります。

そして、彼の出世物語として見ても面白いです。

ほんとにあらゆる手を使ってますから。

運がいいのか悪いのかみたいなことが多々起こります。

でもなんか応援したくなっちゃうんですよね。

 

そんなトーマスですが、同性愛者ということで恋愛の方でもかなり苦労しています。

当時は禁制であったため、恋人はおろか友達すらもなかなかできなくて孤独なトーマス。

普段から性悪なせいで、誰一人味方がいません。

ゲイを治そうとしてボロボロになるなど、割と繊細なトーマスはメアリーと同様、自身の弱さを隠すために傲慢な態度を取っているんだろうと思うんですよね。

トーマスはピュアなだけ!誤解しないであげて!

と、思わず守ってあげたくなるキャラです。

 

 

映画「ダウントン・アビー」はダウントニアンのためのアンコール

ドラマは全6シーズンありますが、最終話から2年後を描いた映画も公開されました。

映画「ダウントン・アビー」は完全にお祭りですね。

演じているキャストの高揚感も伝わってきた気がします。 

 

ドラマが綺麗にまとまっていたので、あえて広げなくてもいい状態でしたが、英国国王夫妻が訪れるという一大イベントを2時間、これまた綺麗にまとめられた映画は極上のエンターテインメントでした。

 

これは、

ダウントニアンのためのアンコール

なのだと思います。

懐かしくて、帰ってきた感じがしたし、オープニングもシーズン1の始まりをオマージュしたような粋な演出で、ダウントニアンにとってはご褒美のような映画でした。

私は、映画館で見ることが出来なかったので、そこだけが心残りです。

もっと早くドラマを見ておけばよかったなーって思います。

 

 まとめ

今回は「ダウントン・アビー」の良さを広めたくて、なるべくネタバレなしでまとめましたが、ほんとはもっと物語の深いところまで語りたかったです。

いろんな魅力的なキャラクターや濃すぎる脚本についてまだまだ書ききれてませんから!

多分、この先何度も繰り返して見る作品だと思うので、また関連した記事を量産するかもしれません。

ほんとうに今まで見た作品の中で一番です。

語彙力がなくて、ありきたりな言葉になるのが悔しい!

とにかく私は「ダウントン・アビー」が大好きなんです。

見る価値は大いにある作品だと胸を張って言えます。

気になる方は是非一度、ご覧になってください。

 

 
 

「ダウントン・アビー」を見るには

現在、私はAmazonプライムU-NEXTの有料会員に登録しているのですが、どちらも「ダウントン・アビー」のドラマ、映画(レンタル)が配信されています。

また、Huluでもドラマが全シーズン配信されています。

(2020年7月時点のものなので、最新の配信状況は公式サイトでご確認ください。)

ただ、U-NEXTではドラマ「ダウントン・アビー」のダウンロードには対応していません。

そのため、オフラインでは視聴できず、Wi-Fi環境下で見なければなりません。

U-NEXTは作品によってダウンロードできないことがあるので、そこは要注意です。

 

Amazonプライムはダウンロード可能となっています。

しかし、残念ながら2020年7月30日に配信終了予定になっているため、新たに登録するならU-NEXTをおすすめします。

ヘビーユーザーとしては、作品数、独占配信数も多いU-NEXTは少しお高めではあるものの、登録して損はないサービスだと思います。

また、初月は無料です。

 無料期間を利用して、「ダウントン・アビー」の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。