韓ドラ好きはハマるかも?「 ギルティ 悪魔と契約した女」【感想・レビュー】

ふと、昔のドラマが見たくなって、10年前の作品である「ギルティ 悪魔と契約した女」を見始めたのですが、1話目から

直球ど真ん中で好みにぶっ刺さった

どストライクな作品でした。

なんでリアルタイムで見てなかったんだろう・・・

 

そんな「ギルティ」は、

・ドロッドロの復讐劇
・救いようのないバッドエンド
・切ない純愛

の要素が見事に織り交ぜられています。

ダークな復讐劇って日本のドラマでは少ない気がするので、新鮮でした。

ラストも変にきれいにまとめようとせずに、バッドエンドで終わってたのもよかったです。

なんとなく、全体的に「魔王」っぽく感じました。

 

復讐劇や愛憎劇が多い韓国ドラマに通ずるものがあるので、韓ドラ好きの方はハマるかもしれません。


設定が甘かったり、ご都合主義全開な部分もあるっちゃあるのですが、そんなこと気にならないくらい、良い作品でした。

興奮が冷めないうちに感想、レビューをまとめておこうと思います。

ネタバレありですので、まだ見てない方はご注意ください。

 

 

 

 あらすじ

「ギルティ」は復讐劇と切ないラブストーリーが絶妙に合わさった作品です。

簡単なあらすじとして、

15年前の「北区毒入りチョコレートケーキ事件」において、姉の夫と息子を殺したという無実の罪を着せられた野上芽衣子。

 

13年間の服役を終えて、自分に罪を被せた人物を次々と復讐していく。

 

また、生きる意味を見失ってしまった刑事、真島拓郎と出会い、禁断の恋と知りつつも、互いに惹かれ合う。

ストーリーとなります。

主人公の野上芽衣子は

・冤罪で人生をめちゃくちゃにされている
・復讐することだけが生きる目的
・良心の呵責に苦しんでいる

という復讐者でありながらも、思わず同情してしまいたくなる女性です。

そんな彼女が、真島という一人の男に出会って、良くも悪くも運命が変わっていくんですよね。

また、真島自身も

・過去の事件により、生きる意味を見失った
・復讐したい因縁の人物がいる

ことで、やさぐれていましたが、芽衣子に出会い、刑事として立ち直っていきます。

個人的には、恋愛パートが苦しくて苦しくて仕方なかったのですが、物語の一番の見どころなのではないかと思います。

たとえ、禁断の恋だったとしても、互いに二人は出会うべき相手だったのだと感じさせるほど、切なくて美しい純愛

として描かれている点が、大きな魅力の一つと言えるからです。

復讐モードでないときの芽衣子は、朗らかな普通の女の子だからこそ守ってあげたくなるような、危うさを持っていて

俺が君を守る!

と、つい、真島目線で見てしまうことも少なくありませんでした。(笑)

 

 

「ギルティ」の魅力| 哀しきヒロイン、野上芽衣子の復讐劇

まず、注目したい点が

野上芽衣子は悪魔から最も遠い復讐者

であるということです。

「ギルティ」のオープニングでは

良心の呵責に苦しむのは人間だけ、悪魔に罪の意識など存在しない。

といった冒頭ナレーションが流れますが、まさに芽衣子の胸中の苦悩を現しています。

冷酷な復讐者になりきれないけれど、人生をめちゃくちゃにされたこと、何よりも家族の無念を晴らすために必死で罪を重ねる日々。

そんな彼女は、復讐相手の家族であっても、関係のない人物には危害を加えないし、彼らを脅しのために利用することすら心を痛めています。

この言葉を自分に言い聞かせながら、何とか悪の心を保とうとしているんですよね。

悪魔になりきれない芽衣子の揺れ動く気持ちに深く感情移入してしまったのですが、

芽衣子を演じた菅野美穂さんの演技が本当に素晴らしかった・・・!

胸を締め付けられるような繊細な演技に、毎回涙を流さずにはいられませんでした。

 

 

罪の意識を持たない本当の悪魔とは

結論から言うと、黒幕は

民自党代議士である三沢豪の息子である三沢準

でした。

政治家と姉夫婦にどんな関係が?と思いましたが、

怨恨などではなく、事件を起こして父親の顔に泥を塗りたかっただけの無差別殺人でした。

芽衣子は、たまたま毒入りのケーキを買ってしまっただけで人生を潰されたわけです。

さらに、三沢豪と警視庁捜査一課理事官の宇喜田元が事件を隠蔽し、芽衣子は13年という長い年月を犠牲にされました。

理不尽極まりない・・・

この3人は、出世や地位を守るために平気で罪を犯し、他人に擦りつける、良心のかけらもない自己中心的な連中です。

芽衣子と真逆の位置にいる彼らは、まさに罪の意識を持たない悪魔とも言えるでしょう。

しかし、もう一人卑劣な人物がいます。

それが、芽衣子の職場であるペットサロン「モンアンジュ」のオーナー、小山内琴美です。

彼女は、三沢豪の娘、つまり黒幕である三沢準の異母姉で、彼を唆して事件を起こさせた張本人でした。

・自分を妊娠している母を捨てた三沢豪を失脚させたい小山内琴美
・ろくに愛情を注がれず、父に対して鬱屈した感情を持っていた三沢準

の利害が一致し、三沢準が

「父の力に頼らずに自分の力で人を動かせる」

ことを証明したいがために、15年前の無差別殺人事件が起こったというわけです。

オーナーも復讐のための行動と言えますが、結果として芽衣子を犠牲にしてしまったことや、真実を黙っていた罪はとても大きいと思います。

前科者の芽衣子を雇って、2号店も任せたいなどと、やたらと良くしてくれるオーナーだったから

ただの良い人なのか?

何かしら事件に関係があるのか?

と、最初から違和感しかなかったのですが、後者でした。

罪の意識を全く持たず、人の命を軽く扱う三沢親子と宇喜田は当然クソですけど、

冤罪に苦しむ芽衣子を黙って見ている

オーナーも怖すぎませんか!?

どういう気持ちで一緒に仕事してたの?

自分は法的に裁かれることはないんだから、15年前に告発すべきだったのに・・・

 

真実を知ったとき、

うそぉ〜〜(泣)

と泣き崩れる芽衣子のいろんな感情が手に取るように伝わってきました。

信じてた人に裏切られていた怒り、悲しみ、虚しさがあの一言に凝縮されていたように感じます。

もう誰を信じていいかわからなくなっちゃいますね。

ただ、15年前の事件に関与していたジャーナリストの堂島と真島の上司である三輪は芽衣子を守ろうと必死に動いてくれていました。

本来なら復讐の相手になるはずだった二人が、芽衣子を支えていたことは救いとなったのではないでしょうか。

 

 

「ギルティ」の魅力|芽衣子と真島の切ない純愛

どこまでも過酷な運命の芽衣子の

最も重要かつ唯一の希望、ある意味で残酷とも言える真島との出会い

はこの作品の最大の魅力と言えるでしょう。

芽衣子は

・自分の冤罪がきっかけで姉家族を亡くしてしまった
・愛人を作って出て行った父親に似ているからと、実の母親から嫌われている

ことで、自分には価値がないと思い込んでいます。

しょぼい理由で、母親から理不尽に嫌われてるので、そう思うのは当然でしょうけど・・・

唯一の味方として描かれていた姉だって結局、有罪判決が出たあとに自殺しちゃってるわけですし。

誰も助けてくれない、信じてくれない、真っ暗な闇の中で生きてきた芽衣子にとって

全力で受け止めて自分をまっすぐ愛してくれる

真島の存在は、かなり大きかったと思います。

だけど、愛されることに慣れていない彼女は、真島とは距離を取りたがります。

真島としても立場上、愛してはいけない相手だったので、前半は自分の本当の気持ちに気づかないふりをしていました。

だから、

超~~プラトニックな関係

なんですけど、下手なラブストーリーよりもドキドキします。(笑)

周りの人間には二人が想いあってることはバレバレだってところが、またキュンとしてしまったり・・・

後半は身分を明かしたうえで、はっきりと気持ちを伝える真島の「愛してる」からの、

最高のタイミングで流れるJUJU様の主題歌~!

も痺れます。

名曲です。

 

 

最終回には賛否あるみたいですが、私にはあの終わり方しかなかったと思います。

「復讐からは何も生まれない」だとか、「生きて償うべき」とわかってはいるものの、過酷な人生を歩んだ芽衣子には真島との心中エンドが究極のハッピーエンドだったのではないでしょうか。

 

 

 

まとめ|「ギルティ」感想・レビュー

復讐劇ではあるものの、「ギルティ」は完全に私の中では

ラブストーリー

としてカテゴライズしています。

堂島さんのおふざけ込みで、復讐劇としてはツッコミどころ満載だったので・・・(笑)

だから余計に芽衣子と真島の切ない恋愛模様が胸キュンに感じたのかもしれません。

 

そして何より、真島がかっこよすぎたんです。ちょっとポンコツだけど・・・

千秋先輩じゃない玉木宏がこんなにかっこいい人だとは知りませんでした。

真島を演じたのが30歳の頃らしいのですが、30歳であれだけの色気が出るってやばくないですか!??

それに加えてイケボですし・・・

過去の出演作を片っ端から見てるんですけど、映画「MWームウー」の結城様もやばかったです。

 

 

無慈悲な冷酷復讐犯の結城様を見るためだけにリピートしている作品です。

 またいつか別記事で書きたいと思います。

 


さて、話を元に戻すと、私はこの復讐劇から

"愛情"は人を救うこともあるけど、狂わせることもある

ことに改めて気が付きました。

愛情を持つことは大切だけど、取り扱いには十分注意しないと大変なことになるってことです。

・母親からの愛に飢えていた芽衣子
・父親からの愛を知らずに育った三沢準

は、復讐犯になってしまったり、自己中心的な事件を起こしています。

自分の母を捨てた父への復讐を決意し、準に事件を起こさせた琴美

も母親への愛から暴走してしまったのです。

しかし、逆に

・冤罪確定前から芽衣子を信じた真島
・そんな真島を厳しく突き放した榎本万里
・芽衣子のために行動し続けた堂島と三輪

は純粋な愛情で、結果的に相手を守っています。

この榎本万里って女性は、このドラマの中で一番男前ですからね。

真島の元恋人であり捜査のパートナーである万里は、

まだ真島のことが忘れられない

からこそ、厳しく突き放したり、ときには協力を惜しまない筋の通った人物でした。

真島への愛があってこそ、万里は動いたし、その行動によって芽衣子も助かった場面が何度かあったので、誰かを想う気持ちって偉大だと思います。

 

このように、彼らの純粋な愛情で芽衣子自身は心身ともに救われていました。

まぁでも、事件がなければ

真島とも関わることはなかった

ってことなので皮肉だなと感じますが・・・


なんとなく見始めた作品でしたが、今後も繰り返して見たいお気に入りの一作となりました。

ラブストーリーが好きな方こそ、「ギルティ」をおすすめしたいです。

 

 

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